2011年 02月 19日
継手・仕口
今日は木造建築にまつわるお話です。
観光などで寺院仏閣を見学した際、観光ガイドの方が、
「この建物は釘が一本も使われてなくて、日本の大工さんの技術の高さを証明しています」
とよく説明されたりしています。
本当に釘を使っていないかはさておき、確かに日本の木造建築は
継手や仕口と呼ばれる様々な接合方法を駆使して架構が組まれています。
ちなみに、継手とは、材を長手方向に継ぐ接合のことを言い
仕口とは、材を交差するように取り付ける接合のことを言うようです。
本にもこのようにたくさんの木材の接合方法が載っています。
私が以前読んだ本で、「木造建築を見直す」(岩波新書 著:坂本 功)というのがあります。
木造建築に関するあれこれがたくさん書いてあり、とても面白い本です。
その中に、同じ加工方法で継手にも仕口にもなる河合継手という、興味深いものが紹介されていました。
よくこんな複雑なことを考案するなぁと感動してしまいます。
そして先日、エヌテックが大変お世話になっているコボットの田中さんがご来社されたのですが、
その時にこんな素敵なプレゼントを頂戴しました。
この6本の同じ形をしたパーツを組み合わせると、なんと!!
大工さんが遊びの中で生み出したのでしょうか?
超難解な立体パズルですので、皆様エヌテックへお越しの際は是非挑戦してみてください!!
↓応募者多数のため、申込締切日を設定いたしました。
<野池政宏さん講演会開催決定!>
・・・「パッシブデザイン・・・四季を通じて心地いい家のつくり方。」
野池政宏さんは、元高校の物理の先生という経歴の持ち主。
現在は、自立循環型住宅についての講師をはじめ
全国を飛び回って様々な活動をされています。
エヌテックが「パッシブデザイン」に取り組むきっかけとなったのは、
野池さんのお話がきっかけです。
理科系出身者(岡山大学理学部出身)らしく、
感情に流されない理性的で楽しいお話は、目からウロコでした。
工務店でもない、建築家でもない、メーカーでもなく、ジャーナリストでもない・・・
全くの第三者的に家づくり業界をフラットに知り尽くすのは、
日本中で野池さんただひとり。
シロアリ、シックハウス、断熱気密、構造、そしてパッシブデザイン。
野池さんの理性的かつ理科的でフラットな知識にはいつも圧倒されます。
野池さんご本人による、エンドユーザーさん向けの講演は
広島で初めての開催となります。
「ホントに心地いい家が欲しいな。」とお考えの方、必聴!です。
■開催日 : 2011年3月5日(土)
■開催時間 : 午前1時30分~午後3時(15時)まで
■場所 : 広島市中区橋本町 RCC文化センタ-(駐車場あります。)
■講師 : 野池政宏氏(住まいと環境社)
■主催 : 株式会社エヌテック
■事前ご予約制となります。
■定員 : 20組様限定
■お申し込み締め切り日 : 2月24日(木)
●会場の関係上、定員になり次第お申し込みを締め切らさせていただく場合がございます。
お早めにお申し込みくださいませ!
■お電話・メール・お申込フォームなどでお申込下さいませ。
■お問い合わせはこちらをご利用下さい。↓
お問い合わせフォーム
TEL : 082-509-5771
MAIL : info@ntecj.co.jp
■『PASSIVE DESIGN』絶賛発売中!
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ki-bako「木箱の家」が、
2010年グッドデザイン賞を受賞しました!
エヌテックのホームページ ← はこちらから!