2018年 12月 01日
パッシブデザインの聖地~~聴竹居~~
SE構法の供給元、株式会社エヌ・シー・エヌの主催で設計視察セミナーに参加しました。
場所は京都府大山崎町の聴竹居(ちょうちくきょ)。
環境共生住宅のさきがけと言われる建物の見学です。
今から90年前に、建築家 藤井厚二(ふじいこうじ)氏が設計したこの建物は、パッシブデザインの聖地と表現される程、工夫に満ち溢れています。
現代のような空調設備の無い時代に、いかにして大山崎の気候風土に合った建物を設計するのか、風を取り込み、熱を排出する等の建築的操作が様々に挑戦されています。
今回のセミナーの案内を受け、パッシブデザインを追求する者として、事前に本を2冊購入し勉強してから見学に臨みました。
本で得た知識と実際に身体で体感する感覚とを照らし合わせながら、約2時間じっくりと空間を堪能することができました。
今の私と同じ歳でこの聴竹居を設計したと思うと、自分自身反省するばかりですが、この経験をこれからの仕事にもしっかりと反映していきたいと思います。
ちなみに藤井厚二氏は広島県福山市出身で、彼の設計した建物を現代の建築家 前田圭介氏が2013年に再生し「後山山荘」として、毎月第2日曜日の10時から15時に一般公開しています。
ただ、事前申込み制となっていますのでご注意下さい。
私も近々見学に行ってみようと思います!
今回せっかく京都まで行ったので、気になっていた建物もいくつか見学してきました。
そのあたりの事についてはまた来週、ブログでご紹介したいと思います。
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